5:40 毛木平駐車場
先週、絶好の登山日和に行けなくなってしまったのが心残りなことも相まって急遽決まった甲武信岳登山。ほぼ寝ずに出発してココに到着する。
地図では「毛木平」だったが、看板には「毛木場」と記されている(正解は不明)。
駐車場もまだ10数台は空きがある。駐車スペースを確保できたという安心感を獲得した代償は睡眠時間だ。去年の至仏山のときも一睡もせずに登頂したが、あの時より山行が長くなる今回はどうか?
駐車場内には木造のトイレが併設されています。
壁面に登山届を投函するポスト📮があります。
登りで4時間以上。山頂からいったん甲武信小屋まで降りて登り返し、埼玉県最高峰の三宝山→武信白岩山南峰→武信白岩山北峰→大山を経由して十文字小屋、十文字峠から八丁坂を降りてくる周回コースが今回の登山計画。
6:10 登山開始
毛木平駐車場の入口と対角にある駐車場の角から入山します。
6:19 分岐
左に行くと八丁坂を登って十文字峠、十文字小屋方面へ。我々は反時計回りに千曲川源流、甲武信岳方面へと進みます。
途中、バカデカい荷物を持った剛力が汗を拭いて休んでいた。「何キロくらいあるんですか?」「ん〜50キロくらい」マジかー?20〜30kgの返答を予測範囲としていたが遥かに上回る50kg!凄いな剛力。尊敬します。
「あー、ちょっと先にある梯子が1箇所壊れてるから気をつけて!」と。優しくて力持ちな剛力さんでした。
7:47 ナメ滝
先客が滝横でくつろいでいたので景観が損なわれる。
消しゴムマジック機能が必要と思った瞬間だった。
私のスマホには機能が実装されていないので看板で消した結果、滝も写らない始末。
8:28 ハシゴ
千曲川の清流を何度か横切りながらの沢登り。バリエーションが豊富なほうが飽きがこない。だが、この手前辺りからなんか脚に力が入らない状態に陥る。前に出した足に体重を乗せていき、膝を伸ばして身体を上にあげるときに踏ん張れなくなってきている。マズイな、脚に力が入らない。
9:00 天然記念物 光苔
登りの斜面で相方が天然記念物光苔を発見!探しながら歩いていたらしい。
9:15 千曲川源流
ここで引き返そうか判断するポイントだった。この脚では縦走はできそうにない。ソロだったらココで下りていたと思う。
が、相方に励まされて甲武信ヶ岳山頂を目指すことに。その先は行ってから考える。
10:05 甲武信岳山頂手前
山頂の手前はガレ場になっていて登頂を阻む。が、平たいザラザラの石なので足下は比較的安定してます。
10:10 甲武信ヶ岳山頂
相方がいたからここまで来られた。ソロだったらこの頂は踏めなかっただろう。感謝。
眺望が良ければ、ここから日本百名山のうち43座を見渡すことができるらしいが、今日は眺望が無い。
ここで拡張現実の機能を使うと…
10:28 甲武信小屋
やれやれ、やっと山小屋に到着。ここで足がどれくらい回復できるかが判断のポイントになる。
小屋に入ってまずは登山バッチをゲットしてからランチ🍙タイム!ベンチをお借りしてお湯を沸かしてコーヒーと持参した食料で何とかなった。
視界に山小屋があるだけで安心感がある。
ここで、野生の鹿に遭遇。大きい!
人間には慣れているようだったのだが、犬連れの登山者が来た途端に一目散に去って行ってしまった。なんという跳躍力だ。羨ましい。
ここに1時間以上滞在してしまった。
11:55 甲武信岳山頂(2回目)
ここを右に降りていくと三宝山への周回コース。だが、来た道を戻るピストンに変更することにした。無理をすれば行けるのだろうけど、ダメージを残してもいけない。重要な判断のポイントだった。
12:15 毛木平駐車場への分岐
12:41 光苔再び
登りで見つけた光苔。下りでも同じ光苔を撮影。
13:38 ナメ滝
意外に遠く感じたナメ滝。下りでは人がおらず、滝の写真が撮れました。
「なめ茸」のほうが言い慣れているので「ナメ滝」が「なめ茸」になっちゃう。
毛木平駐車場近くの山道に無数のフキが群生していた。家の畑のフキより立派でトトロに出てきたような巨大な葉が付いている。本当に傘になるな。
15:09 毛木平駐車場
下山してアプリを止めるとこんな画面が出てきた!
総評
しんどかった。敵は睡眠不足。寝ていないとこれほどまでに登山を難しくしてしまうことを改めて認識した。
ただ、判断は正しかったと思いたい。登山計画どおりに周回コースに足を進めたい気持ちがある中でそれでもピストンを選んだことを評価したいと思う。
今の脚では20kmくらいが限界値か。あと、睡眠時間の確保が今後の課題だということも忘れてはならない。
これからは、3,4,5,6月の春に脚を作って、7,8,9月に日本アルプスにアタックする。そんなペースで登山を楽しみたい。