久しぶりに山へ。
予定していた9月蝶ヶ岳、10月常念岳、11月大菩薩嶺は諸事情により登ることができなかったが、2022年12月ラスト登山は百名山かつ榛名山・妙義山とならび上毛三山に数えられる赤城山。の主峰黒檜山〜赤城駒ヶ岳へ縦走ルート。冬山に入山するのは初めてなのでいったいどうなることやら?!不安と期待が入り混じります。
朝8:07 おのこ駐車場
車を降りた途端、冬山の洗礼。赤城おろし直撃の風が冷たすぎる。もしものために持ってきた毛糸の手袋はまったく役に立たない!登る前からこんなに寒いんかぃ、冬山わ!指先が悴んで靴紐が結べない始末…。
ザックのサイドポケットに入っていたグローブに毛糸の手袋を重ねてギリギリ。何とか歩き始める。
大沼(おの)を左に眺め、赤城神社が近づいてくる。
あれ?赤城神社に渉る神橋 啄木鳥橋がない?これじゃあ参拝できないじゃん?
どうやら、こちらから入れる模様。
赤城神社を過ぎると黒檜山登山口に着く。
ここで気づく「あっ、登山届を出すのを忘れてきた」ここからは滑落しても遭難しても自己責任。
8:54 振り返ると大沼
冬は空気が澄んでいて景色が遠くまで見渡せる。
駐車場は空いていたように思えたのだが、予想していたより多くの人が登っています。
8:58 猫岩
ここから見ても猫に見える岩は無く、大沼から見上げた山肌が猫なのだそう。
9:27 富士山が見えるスポット
稜線に出た。晴れてはいるが、富士山は雲に隠れ見えず。
ここまでアイゼンをいつ履くか迷いながら、沢を渡るときのように足を置く岩を選びながら登ってきた。
大キレット越えのときのようなスリルはあっるものの、下でチェーンスパイクを履いて登ってくる人に抜かれたし、滑って怪我をする前に早めに履いたほうが良い。
ここで履く。雪山で履く初めてのアイゼン。
何という安心感。これで普通に歩ける。
空の青が濃い。枝に付着している雪はまるで白い花を咲かせたかのようで蒼と白のコントラストが美しい。
10:23 黒檜山山頂への分岐
ここから先は桐生市。登山道はアイゼンを履いて歩くのに最適な積雪量。
10:29 黒檜山山頂
寒い。止まっていると寒過ぎる。
どれくらい寒いかというと、ザックに入れていたアクエリアスがシャリシャリになって飲めないくらいです。
ちなみに山頂は沼田市になってました
山頂にはまあまあな人がいます。
10:38 絶景スポット
山頂から2分のところにある絶景スポット。
沼田側〜日光方面の山には積雪はないのに、ここだけ積もっている?ような風景
絶景だけど、寒くて無口になる。
ジャケットに付いているフードがこれほどまでに効果があるとは冬山に来ないとわからないですね。
寒すぎて山頂珈琲を飲む準備をする気になれないので、山頂をあとにする。
黒檜山山頂に戻ってきた
黒檜山山頂への分岐まで戻ってきた
ここから時計回りに駒ヶ岳へと進む
10:50 黒檜山大神
10:52 なにやら分岐がある
ここから60歩数えて絶景スポットへ
ここは桐生市
山の上に氷を張った湖が見えます。
あれが小沼(この)
11:10 大ダルミ
山と山の間の谷間=弛みまで降りてきた。
ここからあの頂へ
11:22 黒檜山を振り返る
静かだ。冬山はこんなにも静かなところなのか。
なんで冬山が静かなのかというと、みんな熊よけの鈴を鳴らしていないからで、かく言う私も山友もザックに鈴は付けているものの、共に消音のまま登ってました。
11:32 駒ヶ岳山頂への階段
階段はウンザリするんだけど、これくらいの距離なら何てことはない。
11:33 駒ヶ岳山頂
絶好の登山日和、まるっと全方位が見渡せました。
赤城駒ヶ岳山頂は桐生市でした。
眼下に大沼。その向こうに見える谷川岳は真っ白だ。
ここに留まりたいが、動いていないと寒いので歩き始める。
11:54 小沼(この)
小沼が近づいてきた
12:04 Y字の分岐
稜線の終わりにベンチがあったので、山頂で飲めなかった珈琲をいただくよ。
お湯が沸くまで景色を堪能す。
まるで白い花を咲かせた枝垂れ桜のような木々と真っ青な空! やっぱり山はイイ!
群馬限定、セブンの「みそパン」
味は上州名物「焼きまんじゅう」
コーヒーを飲む道具は持ってきたが珈琲豆を忘れてくる始末。念のために持ってきたインスタントコーヒーで代用す。
このY字を左に向かうと覚満淵、右に降りると大沼の駐車場へと続いている。覚満淵が何か知らない我々は右へ下りていく。
12:54 赤城駒ヶ岳登山口
途中の鉄の階段をアイゼン履いて降りるのは歩きにくかったけど、かなり下までアイゼンを履いて下りてきた。
何とか無事に生還す。
膝のリハビリには適したサイズの山でした。
12:57 おのこ駐車場
あの白っぽい岩肌が猫岩なのかなぁ?
靴を履き替え大沼湖畔のお土産店へ。
初めて登山バッチを買いました。
お土産はコレ!名月館(群馬県前橋市富士見町赤城山33)で売っている「赤城山かくし味」と、館林の正田醤油で漬けた「焼生姜」。いずれも白ご飯に合います。
14,000歩
富士見温泉見晴らしの湯ふれあい館
馬事公苑のところの畜産試験場の交差点を右折して温泉へ。大沼湖畔のお土産店「名月館」でもらった割引券を使って入湯。ここで遅めのランチとサウナで整えてから帰宅。
冬山ならではの眺望の良さと静けさと寒さを体感できた山行でした。ただ、山頂の寒さは想像を超えていて「また行きたい」とはすぐには思えない感じです。
上毛かるた「す」は「裾野は長し赤城山」富士山に次いで二番目に広い赤城山全座縦走するのは大変だが、1つ2つのピークを登頂するくらいならコンパクトで登りやすいです。コンパクトながらも岩場や稜線、鉄や木の階段など次々と変わる豊かな山道も飽きないです。
友に誘われ、10数年ぶりに今年春からまた山に登り始めたわけだが、山に登るようになって良かった。誘ってくれた友に感謝!(╹◡╹)
2023年候補は…
槍ヶ岳〜南岳縦走
奥穂〜北穂縦走
蝶ヶ岳〜常念岳 パノラマ街道
白馬岳
水晶岳〜雲の平 北アルプス核心部
仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳
北岳〜間ノ岳〜農鳥岳縦走
燧ヶ岳
大菩薩嶺… このあたりから何座行けるかな!?