思考回路Zero

思考回路ゼロなブログです。

INTERSTELLAR(IMAX)

昨年は「ZERO GRAVITY」、一昨年は「Les Misérables」でしたが、今年は本作が見納めとなります、たぶん。。。


昨年の「ZERO GRAVITY」に匹敵する名作と聞き期待値が高まっていたが、観てみたら期待値を大幅に超えるくらいすんごかった!


老人のインタビュー映像で始まる本作。
「昔は農業で生活していた」とか「農作物がたくさん収穫できた」とか言ってる。
けど、変だ。
外は青々としたトウモロコシ畑がどこまでも続いている。いったい、いつの話をしているのだろう?
ともあれ、環境変化によって、ひとは地球に住めなくなりつつある、という前提で人類存続のため新たな惑星を目指し宇宙に旅立つ物語。


宇宙空間の映像は「ZERO GRAVITY」に匹敵する完成度。船外の無音の映像がすごく良くて船内の轟音とかGで速度を表現している。さらに地球に残されたクーパーの子供たちの映像を対比に使って着陸する惑星の重力との違いで時間軸を上手に表現している。
インセプション」では夢の中の夢として夢の世界を多重化して時間軸に変化をつけていたけど本作のほうがわかりやすい。
また、宇宙空間では人工知能を持ったTARSという長方体のコンピュータが大活躍。あの2001年宇宙の旅に出てきたHALが長方体になっているようで楽しかった。
インセプション×ゼログラビティ+2001年宇宙の旅、な映画でした。
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
★★★★★


(以下、ネタバレ)
娘のマーフ(10歳)の部屋はポルターガイスト現象が起こるという話から、その原因を突き止める主人公クーパー(MATTHEW McCONAUGHEY)はバイナリの信号という仮説に基づきNASAの基地へとたどり着く。


そしてクーパーは「アルマゲドン」ばりの強引な設定で人類が移住可能な惑星を探すため宇宙に旅立つのである。
クルーはラビアンローズ似の宇宙船=エンデュランスとドッキング。ブラックホール=ガルガンチュアを利用してあっという間に土星付近に到着する。このシーンを3D映像で見られなかったのが残念なところ。


最初に降り立ったのは水の惑星。
先発隊の宇宙船はバラバラになっていた。なぜならば、高さ数百メートルの巨大津波が発生する惑星だったのだ。


次に降り立ったのは氷の惑星。
ここでマン博士(MATT DAMON)がコールドスリープから目覚めて登場する。マン博士の妨害に遭い宇宙船が損傷したためクーパーは小型艇レインジャーに登場し、母船に乗せたアメリア(ANNE HATHAWAY)を第三の惑星に向かわせる。自ら母船からパージしたクーパーはワームホールへと吸い込まれていく。
そこは五次元の世界。
そしてエンディングへ。
ここはサイド1ですね。