思考回路Zero

思考回路ゼロなブログです。

THIS IS IT

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1枚組通常盤)
ワイルドスピードMAX』が終わって、5分前に始まっている『THIS IS IT』へ移動。
入場のとき2枚分のチケットを切ってもらっていたので、そのまま別のシアターへ。
まだ、予告だ。


映画というより、今年予定していたロンドン公演のPVとメイキング。
なのに、どうだ! 
ただのメイキングなのに、この鳥肌。ジンジン来たよ!


最初はダンサーのオーディションから始まる。
ステージに上がっている100人単位のダンサーたち。
その単位でグループごとに順番に入れ替りながら精一杯踊っている。
「我々は世界中の才能を集めた」


最後に残った10人のダンサー。
その才能にマイケル自身がダンスの指導をしている。
円陣になって、マイケル自身で踊って見せて。
その後、ステージ上の仕掛けで飛び出すタイミングを練習するダンサーたち。


楽器奏者にも指示が出る。ベースの音が小さい。
ピアノのコードが違う。テンポが違う。早くするタイミングが違う。
など、本当に細かい指示をマイケルが直接している


各パートが完成し、そしてリハーサルが始まる。
ステージ上の個々のポテンシャルは相当なものだ。
ダンサーのソロも凄かったけど、それだけじゃない。
凄かったのは、2人のギター。
中でもBeat itのときの女性ギタリスト オリアンティ?が凄かった!
ライトハンドをガンガン使い、マイケルにその才能を引き出されていた。
リハーサル中にも成長している感じがした。


ステージで使う花火の火薬の量、火の強さ、イヤーモニターの音量、照明システム…。
曲の終わり方、1番を8小節切るとか、大道具をどう使うか、などなど、1曲ずつ丁寧に決めていく。
ステージ上のみんながマイケルを見ている。
マイケルはまるで、歌いながら、踊りながらマイケルの肉体を指揮棒にしてステージ全体を指揮しているようにみえた。


衣装の作成には、スワロフスキーとか作っている職人が参加していたりする。
本当に世界中の才能を集めて、ステージを作っている。
本当に、本番をイメージしながら、本番のためのリハーサルをやっている。
だから、メイキングでもこんなに本番に近い印象が表現できているんだと思う。
それでも、マイケルがフルボイスで歌ったのは1曲の最後だけだったみたい。


コーラス4人のうちの1人の女性がインタビューで、
「3歳のときに『Man In The Mirror』が歌えた。3歳で歌えるなんで凄いねって褒められた。」
そのときから、ずっと夢に見てきたステージだった。そして、そのリハーサルに自分が居ることが…。
涙が滲んだ。生まれながらにして、ここで歌うことが決まっていたというか、自分でそれを勝ち取る辺りが素晴らしい。
たとえ、それが、観客席に人が居ないときであっても、そこにはマイケルがいたのだから。