思考回路Zero

思考回路ゼロなブログです。

秋の夜長

  • 自転車入門 晴れた日にはスポーツバイクに乗って

著者が定年後にスポーツバイクと出会ってから、その世界に惹かれていく様子が手に取るようにわかる。研究熱心な人柄から、いろいろなグッズを購入して比較検討されていたり、日本の道路交通法などいろいろと調べられている。後半は著者の近隣の地理と歴史の話になっているが、ロードバイクの経験が少ない私には参考になる一冊だった。
1年に3台も自転車を買ったエピソード、日本の文豪達が残した自転車本の感想が、『運動神経が悪かったのでしょうか』『自転車好きでも運転は下手なのでしょうか』という疑問形で終わる章は面白かった。「そっちかい!?」て、突っ込みたくなる。

  • 自転車で遠くへ行きたい

もう、ロングライド。自転車で1日100kmは日常、200kmもザラ、400kmでやっと「今日はちょっと走ったかな」という距離感覚が壊れたブルベに出場する人たちの話。「結構遠いね」が4桁の距離というのも、次元が違う気がする。乗鞍のヒルクライム大会に出場するのではなく、友達の応援に東京から自走してきたとか、横浜の中華街かと思ったら神戸の南京町の話だったとか、車でも面倒なくらいな距離を自転車で走るようになるまでの本。

最近、スポーツジムで頑張ってるあの人は、次の一文を読んだらどう思うのだろう!?

スポーツジムでエアロバイクを漕いでいる人を見ると「自転車に乗れば良いのに」と思ってしまう。漕いでも漕いでも同じ場所にいるなんて、どうして我慢できるのだろうと思ってしもうのだ(余計なお世話だが)。

上記2冊とは違い、イラストと写真で解説してくれる説明書。
「自転車乗りのための筋肉の基礎知識」の最後に、『ウソだと思うなら茅ヶ崎の高校生の走りを一度見てみればいい。スゴイから。』は面白かったです。