告白 - 思考回路Zero

久しぶりの映画。
『インセプション』は上映時間が長いので、短い『告白』を最初に…。

いつもは中央後方の座席を確保するのだが、開始直前だったので、通路側の座席を確保した。

お金をかけてない作品だなーと思ったら、最後にCG満載のシーンが…。

エンドロールの夕焼けから断片的に朝焼けに変わっていく映像は何なんだろう？と、考えながらぼんやり見ていたら「タンバリン　ケンゾー」って。

【ネタバレ】
生徒に娘を殺された中学１年生の担任教師が生徒に復讐する話。
最初の告白で終わってくれたらインパクトがあったけど、登場人物がそれぞれの立場で告白が続いていくので、その告白に見ている自分が慣れてくる。
R15指定で、残虐な映像もあるのだが、何故か痛みを感じさせない不思議さ・・・その普通じゃない醒めた感覚が恐怖。

置かれた立場や年齢や環境や性別が違うだけで、告白する人が全員、身勝手な感情に踊らされ、身勝手な行動に出る。それぞれの立場で、それぞれの感情のまま、誰とも交わらないスタンドアローンコンプレックスな告白者たち。精神的には完全に孤立している。

リアリティもなく、気持ち悪いストーリーだったので、あくまで今の世の中に対しての警鐘を鳴らすメッセージ的な作品として。
エンドロールが終わって、館内が明るくなるまで、１人も席を立たなかったので、通路側の座でも最後まできっちり鑑賞できたのは良かったです。

★★★☆☆

予告とチラシで面白そうなタイトルをメモ；

悪人
http://www.akunin.jp/index.html