思考回路Zero

思考回路ゼロなブログです。

ザ・マジックアワー[2回目]

『僕の彼女はサイボーグ』と迷ったけど、やっぱりこっちになった。

今日から販売開始している、パステルの新作プリンを食しながら待つ…。
《↓ネタばれ↓》




  • 1回目を見た後の感想は…

三流役者村田大樹が映画世界から現実世界に生きるようになるまでの物語と思ってた。
1回目は『ようやく見つけたぜ』のあとスタジオを出るとき。
2回目は『これ映画じゃねーな』のあと高瀬マコトさんに会ったとき。

  • 2回目を見た後の感想は…

なっちゃん綾瀬はるか)が、「映画だったら良かったのに」と言う台詞−。
映画館で見ている我々観客にとっては、「そりゃ、そうじゃん」と思うのだろうが、個人的には「何故、こんな台詞があるのだろう?」と、消化不良に終わっていた。
改めて見直して、このシーンの意味がやっとわかった気がした。


[個人的な解釈は…]
物語の後半、ボスに本物のデラ冨樫じゃないことがバレそうになる。
このとき、デラ冨樫役の村田大樹(佐藤浩市)をはじめとする備後(妻夫木聡)や、
なっちゃんたち製作側のだれもが思っていたはずだ。
「この世界が映画だったら良かったのに」と。


そして、二段落としのエンディングで本物の殺し屋デラ冨樫が現れる。
「本物デラ冨樫vs役者デラ冨樫」この最後のシーンで、その願いが叶うのだ。
そして、生き生きとした村田大樹の活躍!
映画監督 三谷幸喜の『ね!映画の世界ってこんなに素晴らしいんですよ』というメッセージが伝わってくる。。。


映画の世界と現実の世界。
村田が役名と思っているデラ冨樫は実は現実世界の殺し屋。
現実世界の本物デラ冨樫が最後に登場する場面は実は映画のセットの中。
デラ冨樫は、いつも逆側に登場していたキャラクターだった。
だから誰も見たことがない幻の殺し屋ということなのかな?