思考回路Zero

思考回路ゼロなブログです。

AIDMAとAISAS

ここ3年、4月に新入社員研修で『マーケティング入門』の講師を担当している。
この研修の終盤に、第1の皮膚から第4の皮膚についての話をする。

(詳しくはこちら);http://www.daizo.net/masuda/works/article1998-3.html#_edn6

実生活でお金の支払いをする際には、「第1の皮膚から順番にお金をかけていく」という話をするのだ。先ずは健康であることにお金をかける。例えば、足を骨折しているときに新しい靴を購入しようとは思わない。という感性だ。第2の皮膚がアクセサリや化粧品、ファッションという皮膚に接触する部分。第3の皮膚が家庭や会社、車などの居住空間でコレを購入したらどんな生活が送れるかをリアルに想定して購入する。そして第4の皮膚がコミュニティ、仲間意識という目に見えない意識空間だ。この章では、お客様の第3または第4の皮膚を充実させるために仕事をしているんですよ。とまとめている。
インターネットの世界は最初にコミュニティから始まっている。そして、Eコマースの世界では商材がすでに健康を意識したものに向かい始めている。つまり、第4の皮膚から始まって、第1の皮膚に向かって浸透してきているのだ。

…と、今日のランチ後のコーヒーを飲んでいるときに思いついた(のでメモ)。


話は替わって;
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AIDMAとAISAS
リアル(実社会)での購買プロセスを
 Attention [商品を知る]
 Interst [興味を持つ]
 Desire [欲求する]
 Memory [記憶する]
 Action [購入する]

バーチャル(インターネット)での購買プロセスを
 Attention [商品を知る]
 Interst [興味を持つ]
 Search [検索する]
 Action [購入する]
 Share [(情報を)共有する、(商品を購入してみて)共感する]

という理論がある。
今ではリアルの大抵の購買プロセスの途中にも「search」が組み込まれている。
車とかマンションとかはネットから購入するのは難しいが、購入の前のプロセスのどこかに組み込まれている。皮膚の内側に向かっているインターネットマーケットだが、ファッションのサイトはあまり見当たらない。先進的な経営者のブランドは綺麗にデコレーションされた公式サイトが立ち上がっているが、公式サイトが無くファンが好意で立ち上げたブランドさえある。何故か?
だけど、店舗が何処にあるのか?何時まで営業しているのか?定休日はいつなのか?ぐらいは知って店舗に出向きたいと思う。ネットを上手く利用できているブランドとリアル店舗だけで営業しているブランドがあるんだなぁ。と。

今日、週末に出席する結婚式に向けてネクタイを買った。ショップにある幾つかのブランドをグルグル廻って選んだ1本。最近のネクタイは1〜1.5cm細いものが流行りらしい。リアルのほうが情報量が多いから早く判断できる。すぐ持って帰れるし。やっぱりネットは便利だけど、リアルが早い!…ときもある。