前回の登山で愛用していた登山靴がバースト。
幸いにも下山途中だったのでなんとか下りてこられた。
NIKE ACG AIR TUMALO
槍、剱、奥穂、そして大キレット…いくつもの北アルプスを共に歩いてきた登山靴でしたが、前回の登山でバーストしてしまった。だが、剥がれたのは爪先部分のみで踵部分は何とか持ち堪えて私の身体を無事に下山まで導いてくれました。ありがとう、ご苦労様でした。経年劣化でついに履き替えるときが…。
6月某日。会社帰りに登山靴を見ていこうと立ち寄った石井スポーツ。NIKE ACGブランドはもう店頭にはなく、他ブランドで探すことに。いろいろ持ってみるのだが、ソールが柔らかくて好みの硬さが足りない。そんな中、出会ってしまった。トランゴテックレザー。
LA SPORTIVA TRANGO TECH LEATHER GTX
足を入れると優しく包み込むような上質な柔らかさは感動するほど。そして今まで履いていた登山靴に近いフィーリング。靴底ソールもガチガチに硬い。これだ!
だが、試着した靴ばピッタリだったので、店員さんに「ピッタリじゃダメですね」と言われ、ワンサイズ上は在庫に無いらしい。残念。
後日、車で別店舗へ。
トランゴテックレザーは無いものの、お薦めされたのが同じスポルティバの…
17E BOULDER X Mid
店員さんはこれのローカットを愛用しているらしい。
と、
27I TX5 GTX
左右別々のシューズを試し履きして店内に設置された坂道や階段を歩いてみた。
どちらもソールが柔らかい印象だったが、ボルダーXのグリップの凄さを実感。これならスラブも安心して歩けそう。ジャンダルムや谷川岳の岩場には適した登山靴に思った。が、内踝に当たって痛いので私の足には合わない。
TX5は樹林帯を歩くのに適している印象。しなやかで山中を早く動けるというのでレスキューの人が履いているのだそうです(早く動ける靴を履いても、私に早く動ける筋力があるのかどうかが不確定要素ではあるのだが)。
それでも、トランゴテックの履き心地が忘れられず、お取り寄せしてもらい、再度試着することにして、この日はバックパックを購入して帰宅す。
1週間後、再訪問。
ラ スポルティバ 本命、トランゴテックレザーとTX5の直接対決!というか、選択する日。
両足、同じ靴を履いて店内を歩く。硬い、柔らかい。こんなにも違うものか!?試し履きしたあとの個人的な印象としては、北沢峠から甲斐駒ヶ岳に登るならトランゴテックレザー、仙丈ヶ岳に登るならTX5、な、感覚。それを店員さんに伝えると「言うと思った」と。ただ、TX5で岩場に向かないかというとそんなことはない。と、一部訂正されました。
迷った私が選んだのは…
TX5!
と、
トランゴテックレザーの両方になりました。
どちらか一足ならトランゴテックだっただろうけど、低山でこの靴はハイスペックすぎるのでチョット恥ずかしい。
それに、月イチで登り続けていくとなると、将来、チェーンスパイクや6本爪軽アイゼンくらいは装着する日もくるだろう。少なくとも白馬岳では履くはずだ。そんなとき、TX5には軽アイゼンは付けられないということで、2足とも必要!という結論に至りました。
メーカー側もその違いを明確に表現している。
TX5の箱にはhiking、トランゴテックの箱にはtrekkingと表記している。
石井スポーツはヨドバシホールディングス傘下に入ったということで溜まったポイントで小物を調達す。
インナーソール
私の足のサイズに切ってくれ、さらにソールの取り出し方、入れ方の手ほどきをしてもらいました。これはTX5に装備する。トランゴテックにインナーソールは必要なし!
靴下と帽子
靴下が高い!3,520円は私が今までに買った靴下の中で最も高額な靴下です!