朝6:50 御岳登山鉄道滝本駅
ここの駐車場は7:10に開くらしく4〜5台の車が開くのを待っている。我々はそのすぐ下にあるタイムスの駐車場に駐車。料金も駅の駐車場よりは安いらしく1,000円でした。
ケーブルカー下の滝本駅から上の御嶽山駅までのケーブルカー運転開始は7:30ということなので、徒歩で御嶽神社~大岳山を目指すことに。道中は「おおまがり」「なかみせ」「じゅうやっくぼ」「あんまがえし」と書かれた柱がありますが、それが何なのかはわかりません。
御岳山駅からここまで宿泊施設や飲食処、お土産店などが並びます。山の上にある街並みはまるで現存する日本のマチュピチュのよう。が、今は開店前の時間なのでスルーします。
右手に樹齢?年の神代けやきを見ながら通過し滝本駅からおよそ1時間で御嶽神社の階段下に到着。ここから長めの石の階段をしばらく登ります。犬を連れて来ている人もいました。
8:10 御嶽神社
足の耐力を削られ、階段を登ってきました。御嶽山・御嶽神社!だか、社務所が開いていない。参拝して水分補給をしながら「こうしているうちに開かないかな?」なんて話していると、なんということでしょう!「お待たせしましたぁ」と、社務所が開きました!
そして、無事に御朱印をいただきました。
ここまでは観光地。ここから登山が始まります。
最初の分岐を左に折れて時計回りに周るルートを選択。しばらく歩くと滝の音が聞こえてきます。看板を見ると「七代の滝0.2km」とある。登山計画書にはコースに記載していたので滝へと向かうことに。
丸太の階段途中に五日市との境界を発見!いったいどれくらい下りれば辿り着くのだろう?200m降りてしまうのか?な、不安がよぎります。山道の200mを甘くみてはいけない。
見えてきたのはこの時期ならではの水量豊富な見事な滝でした!
8:53 七代の滝(ななよのたき)
だが、ここまで降りてきた道のりを登らないといけない試練が待っている。
9:07 天狗岩
この鎖を越えて、木の根を越えていくと、この岩の上に祠と天狗の石像が祀られています。
9:14 ロックガーデン(御岳岩石園)
ここからの道のりがメインイベントでした。
岩の苔と木々の緑が瞳を癒やしてくれます。視界に入る景色の上も下も緑です。この多摩川源流の小川を右に左に横切りながら緩やかに登っていく沢歩きは楽しかった。
ロックガーデン途中にちょっとした休憩ができるベンチがありここにはトイレもあります。だれが名付けたのだろう「ロックガーデン」日本人には当たり前すぎてこの価値に気づけないのではないだろうか!?
9:43 綾広の滝
この時期の登山は滝と苔を見るのには最適なシーズンなのかも知れないですね。
ここでロックガーデン終了。ここから楽しくない登りの始まりです。
9:48 小屋
ここで水分補給と必須アイテムとなったセブンイレブンのセブンプレミアム商品「やさしい甘さのはちみつ梅」を補給。下界で食べてもなんとも思わないが山中で食べると非常に美味しく感じられる商品だ。
10:10 アクバ峠
左に目をやると杉並木。
この辺で御嶽神社で見かけた犬とすれ違う。飼い主の顔は覚えていないが犬は覚えている。なんという速さだ。犬の体力は無限か!?笑
10:50 大岳山荘跡地
大岳神社の下に開けた場所があり、そこから下にいく階段を降りると、現在は営業していない山小屋、大岳山荘に辿り着きます。近くにトイレ、その向こうに景色の開けた展望台があります。
11:20 大岳山 1,266m
大岳神社の鳥居をくぐり、大岳山山頂を目指します。ここからは岩場が続き、登りと下りの行き来の待ち時間があったりして少し時間がかかりました。
残念ながら富士山は見えませんでしたが、周辺の稜線が見えてなかなか景色は良かったです。
意外と狭い山頂でしたが、皆さんここで昼食をとっていました。おにぎりやらお湯を沸かしてカップラーメンを食べようとしている人がいたり賑やかな山頂でコロナ禍どこ吹く風?な眺めでした。普段、カップラーメンは食べませんが、無性に食べたくなるのは何故だろう。
来た道を戻り、大岳神社にお参りして、大岳山の肩まで降りてきた。大岳山は『鬼滅の刃 』に登場する嘴平伊之助の出身地の設定らしいです。ここから時計回りに鍋割山~奥の院峰を経由して御岳山へと戻ります。
途中で登山靴左足のソールが剥がれ、パカパカ状態に陥る。下山途中でハイカットの靴紐を足の甲までに下げ、余った靴紐の長さでつま先部分をグルグル巻きにしてソールを固定することに成功。これで歩きやすくなった。
12:27 鍋割山分岐
鍋割山分岐を左に折れ、メインの山道より少し狭い道を進みます。
12:30 鍋割山 1,084m
ここまではなだらかで歩きやすかった。
12:50 奥の院山頂分岐
鍋割山山頂から木の根をかき分けて急坂を降りていきます。ここでストックが壊れてしまい、長さが固定できなくなる始末。
降りた山道だったが、この分岐から激坂を急登します。
13:00 奥の院峰 1,077m
この10分、意外と厳しかった。
狭い岩場の山道なので、目印にピンク色のリボンが枝に結ってあって、それが目印となって山道をナビゲートしてくれます。
13:00 奥の院
奥の院峰を少し降りると、本殿、奥の院に辿り着く。ここでお参り。
13:15 クサリ場
奥の院から少し歩くと、道幅狭い少々危険な山道が出現す。
13:40 天狗の腰掛杉
鳥居よりはるかに巨大な1本杉が出現! 武甲山の大杉より大きい気がする。
14:10 亀屋
御師集落(おししゅうらく)と呼ばれる商店街で甘酒とわらび餅をいただいて小休憩。ここのお店で少々世間話などを交わす。聞けばこの集落は御嶽神社の参拝者を支援するため鎌倉時代にはあったそうです。
ご馳走様でした。さてさて、御岳山駅へ。
14:30 御嶽平
御岳山駅脇にある広場、御岳平で景色を一望してから御岳山駅へ。滝本駅まで片道600円。Suica、Pasmoの交通系ICカードが使えます。お土産とかも販売しています。
14:50 滝本駅
まさか座れると想像していなかったが、ケーブルカー車内は座って降りてこられた。乗車時間は6分です。
駐車場に着いて歩数計を見ると30,000歩でした。
つるつる温泉
滝本駅からここまで車で50分。Uの字に走行するため意外と距離がありますが、日の出山を経由してここまで直線的に歩いてくる登山者もいる様子。温泉入口のキャビネットには40~50のザックが陳列されており、たくさんの登山客が利用していることが一目でわかります。
湯船につかりながら、次月の目的地について意見交換す。
ここのお湯、湯船につかっていると本当に肌がツルツルしてきます。ここで脚の回復と心を整えて帰路につく。
次月候補メモ;
・7月1日は山開き、ほとんどの山が開山する
・コロナ禍のため山荘泊はせず、日帰り前提
・7~8月はメジャーな山に行きたい気がする
・暑い季節なので標高の高い山か北にある山
八ヶ岳(北八)
谷川岳
尾瀬(至仏山、燧ケ岳)